「はーちゃん、昨日の夜は?」 羽兎の真剣な雰囲気を感じ取ったのか、一瞬たじろぐ隼美。 「きのうスイッチおした」 「スイッチ?」 すかさず紘哉が反応する。 隼美は頷いて続けた。 「はやみのシールなくしちゃった。 したらスイッチにはってあったからおしちゃった」 「そうか……」 「あとでおねえちゃんにすんごくおこられた」