そして思い出したように手をパンと叩いた。

「ふ、振り子方式!」

「……は?」

「だから怪盗仮面だよ!
何かでっかい袋持ってたって言ったでしょ?
あの中に死体が入ってたんだよ!」

「……なるほど」

羽兎は興奮したように話を続ける。

「犯人は他の場所で武子さんを殺した。
そして袋に入れて私達の前に現れる。
で、死体を派手にここまで移動させたってワケ」