「あぁ!アレね」 羽兎も納得したらしい。 「でもなんでハンモックの支え棒がここにあるんだろうね?」 「さあな。見たところ、被害者はハンモックで寝てなかったらしいな」 「何で?」 「あれを見ろ」 紘哉は隅に畳まれた布団を指した。 「恐らく普段はあの布団で寝てたんだろう。 ハンモックの支え棒は、やっぱり部屋干しするためだったのかもな」