「ほら、行くぞ?」


「あ、うん」



そう言うと、また宮川くんに手を握られた。

宮川くんの体温が伝わってきて、なんだか胸がドキドキする
あー、もう!さっきからどうしたんだ私っ!



「どした?顔赤いぞ?」


「えっ、いやべ、別にっ」


「ふーん、手繋ぐのはじめて?」



ニヤニヤした顔で私の顔を覗き込んでくる



「ち、ちかいよっ」


「あ、また顔赤くなった」



楽しそうに笑う宮川くんをみて、私はもうはずかしくて泣きそうになっていた