「な、何して……」


捕らえた獲物を脅かすような鋭い瞳に

言葉を失い、全身の力が抜けていく。


危険……。


直感的に、そう感じた。



だけど、頭とは裏腹に、体は言うことを聞いてくれない。



「こんな夜中に追い出すわけにはいかない。危ないでしょ?」



威圧的なネオの言葉に、ゾクゾクと鳥肌が立つ。



「ここにいたら、安全だっていうの?」



挑戦的に答えたあたしを見下ろし、ネオはフッと微かに笑みを浮かべた。




「……キミ次第かな」


どこか熱っぽい瞳に、心が揺さぶられるのを感じた。