「お酒に酔ったみたいで、眠っちゃったんだよ。だから僕のマンションに連れて来たんだ」


ネオはそう言って、あたしのすぐそばに腰をかけた。


ギシリと、ベッドの軋む音に鼓動が高鳴る。


ネオの横顔は相変わらず、作り物のように綺麗で

うかうかしていたら、その透明な瞳に吸い込まれそうになる。



「花音はイケない子だね」


「……え?」



ネオはそう言って、形のいい唇を妖艶に歪める。



「無防備だよ」



ネオの透明な瞳に真っ直ぐに見つめられて

羞恥をかきたてられた。