そんなネオが好きだったから

あたしは何も考えず、ネオの熱を帯びた瞳に溺れていた。



――乱れた息を整えて

ネオはあたしにそっとシーツをかけた。



「何飲みたい?冷たいもの?」


キスと一緒に、優しい声が頬を掠める。



「あったかいのがいい」


「コーヒー?紅茶?」


「ミルクティーがいい」



唐突なリクエストにも、ネオはクスクス笑いながら「わかった」と頷いてキッチンへ向かった。



しばらくぼうっと白い天井を眺めていたら、ネオがトレーを片手に寝室に戻ってきた。