押し寄せる波のようなネオの熱に、目が眩む。



「好きだよ、花音」


「僕だけを感じていて」



いつもあたしの耳元に響くそれが、ネオの口癖だった。



何度も、何度もあたしを求めた。



優しく、時に激しく


甘く、だけど強引に……。



少しも視線をそらさずに

あたしを見つめるネオ


よそ見すらさせずに

あたしに熱を与え続けるネオ


肌と肌を重ねることで、ネオはどこか安心しているようだった。



あたしがネオを感じていることで、ネオは満足しているようだった。



それがネオなりの愛し方なんだと思った。