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どれくらい歩いただろう。


いろんなことを考えながら彷徨い歩いて、日づけはとうに変わっていた。



「あたし、何してるんだろう」



自然と足が向いていた場所で、立ち止まって呟いた。



あたしは、ネオが弾いているバーの扉の前に来ていた。


無意識に足がここに向いていた。



それが不思議でならない。


あたし、何しにこんなところへ来たんだろう。



ネオに会いに?




ううん、ネオは先生じゃない。


先生はもういないんだから。




それでも、先生と同じネオの音色が聴きたくなって


あたしは扉を開けた。