『…総司。労咳は未来では治るんだよ
…だから私は平気だよ。』


「でも!!」


『総司、今更一つ病気が増えるくらい
なんでもないよ。
私、総司が元気なら私も元気だよ!』


蛍は沖田に優しく微笑んだ。


私はどうせ、あと少ししか生きられない

それなら…

『私は、…総司に生きてほしい。』


私の分まで…

幕末という時代で最後まで
生き抜いてほしい。



そう言って沖田の部屋から出ようとした。