そう言って更にきつく沖田を抱きしめた。



「…蛍‥?」


『げほツ‥けはっ…ゲホッ』


蛍の口が血で赤く染まる。


「ほた‥る?…まさか…えっ?
何…やってんの!?だめだよ!!」


『大丈夫。総司の病気は私が
未来に持って帰る。』


「何…言ってんの?
…ダメだよ…返してよ‥僕の病気だよ?
蛍、生きたいって言ってたじゃん!
労咳なんて…死んじゃうよ!」


総司の声が響く。