急がなきゃ…


総司…


私、知ってる…この後
総司が労咳で倒れること…

そんなの…嫌だ…


『総司!』


二階の奥の部屋

蛍は叫び沖田に駆け寄る。

「蛍、来ちゃダメだ!」


『ぁ…』


立っているのは二人
一人は沖田、もう一人は敵。

床にはたくさんの浪士が倒れている
沖田は顔も羽織りも血だらけで呼吸が荒い