ーーー 『...ん...ん?』 目が覚めると知らない場所だった。 布団の中だけど 病院じゃないのは 確かだ。 「あ、目ぇ覚めました?」 『...は? 』 驚いて声のした方を見ると 袴を着た美しい男が座っていた。 これは夢だろうか... いや...夢だと思いたい。 「ちょっと待ってて下さい」 そう言って男は部屋を出て行った。