『....私、
生まれつき心臓の病気なんです...。
いつ死ぬかわからない...
分かっているのは 生きられても
二十歳が限界ってこと..
私....今 十七歳なんですよ..
だから、あと三年...。
生きられてもあと三年しかない....。』
蛍は ふと月を見上げた。
「そ..,ですか...」
すると隣からかすれた声が聞こえた。
「..怖いですか?」
質問されるとは思わなかったため
戸惑ったが 答えた。
『怖いですよ...』
私に 明日があるという 保証は無い。
だけど...
『だからこそ私は 笑っていたい。
明日が来ないかもしれないけど
今は 笑っていよう
明日が来ないかもしれない。 だから
今を精一杯生きるって決めたから。』