「俺も信じるぜ!!」


「俺も。」

それから、平助や原田と
次々に声が上がった。

「俺も信じてやる。
それに....蛍の力は気持ち悪くないだろ。
お前はその力を人のために使えばいい。』


土方にそう言われて
涙が出そうになった。

そんなこと言われたこと...なかった。
いつも皆離れて行ったんだ...

仲良くなった看護師も、
お見舞いに来た樹の友達も
病院で会った子達も...

こんなこと言われたことなかったの....


『....,ありがとう...ありがとう..』

溢れる涙をこらえて
そっと微笑んだ。