------ 「 ...うわぁ あちっ!!!」 「 あぁああ! 焦げる!! 蛍~ 助けて!!」 .... だから一人でいいって言ったのに... 原田と平助に比べたら 斉藤の方がまだマシだ。 「...っ!痛」 褒めたそばから 斉藤が 包丁で指を切った。 その指を蛍は 咄嗟にギュっと掴んだ 『大丈夫!?』 別に たいした傷ではなかった。 斉藤の指を掴んだのは無意識だったんだ。 「平気だ。 たいしたことな---え?」