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「あれ?蛍、土方さん、もう帰って来たんですか?早いですね。」
「あぁ。雪が降ってきたからな。」
「そうですか。…あっ
じゃあ蛍、遊びましょうよ!雪ですから!」
総司…なぜ君はそんなにテンションが高いんだい?
まずね、雪だから遊びましょうっていうのが分からないわ。
普通、雪だから部屋で温まろう!でしょ?
『総司…私、寒いから。』
てゆうか
さっきまで土方と私、シリアスムードだったんですよー
私、泣いてたんですよ…
だから私、部屋に戻りたいです。
そんな心の声は総司に届くはずもなく
…いや、届いていたとしても聞いてもらえるわけもなく
「蛍、僕ずっと蛍がいない間
寂しかったんですよ?
ずっとずっと待ってたんですよ?
なのに…やっと帰って来たと思ったら
…構ってくれないんですか?」
とーっても悲しそうな顔で私を見る
総司。
演技だとわかっていても
その顔にはやられてしまう。