『……あ…そうだよね…』
「何か言ったか?って
何泣いてんだよ!?」
『…綺麗だなぁって思って…雪が…。』
嘘。
本当は…青い空の下、舞う白い雪が
私には狂い咲きの桜のように見えたんだ
そうだよ…
未来に帰るのは私が自分で決めたこと。
自分で言ったんだ…。未来に帰ると。
神様…感謝します…。
きっと…
春には見ることができない桜を
今、見せてくれたのでしょう?
土方との約束…果たせてよかった…。
未来に帰る。
それでいい。
樹が待ってるんだ…
土方たちには…また会える…。
一緒に桜を見ることができた…
本物の桜じゃなかったけど…
とっても幸せでした。