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『土方。』
「あ?」
『…土方。』
「なんだ」
『土方。』
「だから、何なんだよ!?」
『…空が…
青い…。』
「は?あたりまえだろ。晴れてるんだから。
何だおまえ…気持ち悪りぃな」
『…うん。
ははっ…』
ねぇ....空が青いよ...土方。
覚えていてほしいんだ...
記憶の片隅に、私と見た青空を…
私がここにいたことを。
『あっ…土方!
あの店入る!ちょっと待ってて!』
少し沈んでしまった表情を
悟られないようにわざと明るく笑顔でそう告げて
私は店に入った
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