テスト終了を告げる先生の声が聞こえて、持っていた鉛筆を置く そして、答案用紙は回収されていった やりきったため息を漏らして、チラッと遥を見ると… 口を半開きにして、放心状態だった …うまくいかなかったのか? 「遥?平気か?」 皆が帰り支度をし始めても動かない遥に声をかける 「………あ、朔…」 やっと意識が戻ったらしい 「どうだった?」 「とりあえず、全部埋めた…けど、自信ない」 すごっ… 遥が答案埋めるとか始めてじゃね?