━鈴音side━

私は学校が終わり、
愛しい優がいる孤児院へ
走っていた━‥。



「バンッ!優~!!ただいま☆」
優の声がしない‥。
いつもなら
リビングのテーブルに
足を乗っけて
[おかえり。鈴‥。]
って言ってキスしてくれるのに‥。


私は院長の所に行った‥
院長室の前に着いて
ドアを叩こうとした。
すると中から笑い声がしてきた━‥


「あいつも死んだ事だし、次は鈴音だな。」

「あいつらまだガキのくせに付き合ってんだろ?まったく生意気だ━‥」



もしかして優と私のこと‥?
それじゃああいつも死んだって、
優は死んだの‥?


私は気がついたら
走っていた━‥



優━‥

間違えであって‥

私は孤児院にある
お墓の所に来ていた━‥



そして一つだけ
みんなのお墓から
離れて置いてある
お墓を見つけた━‥

その名前を見てみると━‥



あぁ神様‥。
本当にいるのなら
私も殺して下さい━‥



私はそのお墓に
置いてある花瓶を手に取り、
地面に思いっきり叩付けた。
そして割れた花瓶の
破片で自分の心臓を刺した━‥




愛する優の
眠る場所で━‥






あぁ神様‥。
私は優を永遠に
愛し続けます━‥