-- 翔の家。----- あたしは足を引きずる翔に運ばれ、翔のベッドへと寝かされた。 『翔……今日は、ごめん…。』 『いいよ。華恋が無事だったなら、それでいい。』 「不安だった…。」 翔の顔は、そう言っているみたいだった。 『あたし……仁に迎えに来てって、言えなかった…。また心配かけるのが嫌で…』 『じゃあ……どうする?田崎くんは家で待ってるだろうし、華恋は帰れないだろうし…』