『君島、蒼空たちは菊原の子どもたちだ。その子たちが信じて待ってる。だから、言って。どんなことでも。』




アルが君島を見ると、





『5分たつ頃……銃声がした。』




君島は言ったあと、目を閉じた。





『…場所はわかるわ……。』




有沙が口を開く。




『案内する、アルくん。君島さんはこのまま何食わぬ顔で会社に戻って今まで通りに普通にしてて。華恋ちゃんは君島さんに託したんでしょ?これから役に立つ。……私、絶対パパのこと…許さないから。』