『俺も話を急ぎたいのは、やまやまだけど、その手紙を守ってやってほしい。』




君島は翔一に言った。





『……出来な』





『堺さん。わかってんでしょ?断れないことくらい……。』





『それで、本当にいいのか?』





『いいも何も…華がそう言ってんだ……。乗るしかないよ…。で、あいつは?』




仁は君島に向きなおす。







『青山社長の会社のコテージにいる…。ただ……』





『ただ……何だよ?君島はっきり言えよ。』