『うっせぇ。手加減したら、あんたも手加減したでしょうよ。』




そして、あたしも倒れ込んだ。





『アルが憧れた菊原華恋…強いな。』





『強いかどうかは知らないけど。』





『本当はもっと強いでしょう?』




やっぱり気付かれたか…。
正直、本気でとは言ったが、全力でやると大変なことになると思い…つい…。





『いや……全力だよ。』




あたしは言い、それから、





『少し寝かせて…やっぱり寝不足……。』




そのまま眠った。