『へぇ。何?だから気が変わった?アルを知ってるから?』




この男…なんなんだ?
青山社長の部下に忠実な奴はいないのか?





『間違ってることには気づいてんだよ。秘書として雇われた時から。もう1人まともな人間が社内にいる。明後日の朝、俺が仕事に行くから、代わりとしてあの女と一緒に、俺を会社まで乗せていく運転手としてそいつが来る。ただあの女は殺しにかかって来るかもしれない。それを振り切って、俺らの車を奪い、俺らを乗せたまま走れば逃げられる。』