『知ってる。てか、あんた倒せば出てっても良いわけ?』





『出てもこの辺りは山ばかりだし、とてもじゃないけど、車がない限り抜けられないだろうね。今日はもう、じきに夜になる。朝、やり合ったとして万が一出れたとしても、ここより地獄だろうね。』




自信があるみたいで、だいぶ余裕のある喋り方をしている。





『こないだは、負けたくせに。青山社長がこれ以上何を聞きたいのかは知らないけど、普通に聞かれれば話してるんだし、ここに監禁されてないといけない理由はないと思うんだけど。』