『それでも…守りたいって思いたい。』





『アル……わかった。万が一の時、遅れてもいい。来てくれるだけでいいから…来てくれるって信じるから。だから、後悔だけはしないで。さっきも言ったけど、あたしが勝手に行くの。それに、この問題のそもそもの種を蒔いちゃったのもあたしなんだよ……。そろそろ本当に解決したいんだ。』




そう…あたしだ。
振り返れば、翔や潤悟、潤悟の家族や周りの人たちを巻き込んだのはあたしなんだ。





『必ず。約束する。』