『いいけど、改まって……っ嫌な予感が的中したな…。ちょっと来て!』





『あ…潤悟ママとアルは待ってて。』




あたしは翔に連れられて、別の部屋へと入った。





『な…何?』





『下手くそ。』





『え?』





『ただ出かけてくるっと言って出てけばいいのに、わざわざお願いするから……青山社長の所に行くんだろ?』




また翔は、切ないような…寂しいような顔を……。





『翔…ごめん。けど、子どもたちを守ってほしい。頼めるのは…』