『え?なんで…』 『さ、さぁ、行きましょうねぇ!』 あたしは子どもたちに声をかけ、部屋へと入った。 - それから、3ヶ月後。-- もう、7月。 3ヶ月前、あの場所を離れる前にアルに寄り道をしてもらって、由美にお願いしてあったことがあって、そして、あれから一度だけ仁が連絡をしてきたことがあった。 『1/2 Birthdayの日、話したいことがある。』 仁は電話でそう言った。