それから、外にいる人たちと入れ替わってもらった。
アルと拓巳くんは、そのまま部屋に残ったままで。
『大丈夫?話って?』
『あたし……今回は…この部屋にいる皆に助けてもらいたいって…思ってます…。』
『え?仁くんや翔一さんは?』
由美はドアの方を指差す。
『仁や翔…今ここにいない人たちには、秘密に…。子どもたちがいなかったら…そんなに色々…考えなかったと思う…。でも……子どもたちを…危険な目にはあわせたくないから。』
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