『…自分に。』
『アルは、何も悪いことしてないのに…?』
『何かあったらどこにでも助けに行ってやるとか言っといて、一番頼りになんねーのは自分だった。』
一度手を止めて、レントゲンの方に向き、
『…これ見るのが、こんなに怖いなんて思わなかった。何もなかったから良かったけど、何かあったらって思ったら……』
静かに言うと、またこっちを向き、頭に包帯を巻いた。
『アル、本当にごめん。アルのせいじゃないよ。』
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