そう言った瞬間、もう背後に男はまわられていた。 『早っ!』 呆気なく捕まった…。 せめて…腕が自由だったらいいのに。 『捕まえた!』 『捕まってねーよ!』 良いところに荷物があった。 あれは落ちる。 ドンッ! 『くっ!』 『ここはね、あたしの庭みたいなもん…だよ。』 血が流れすぎてるし、さすがにあの子たちを産んでからまだ1ヶ月ちょっと…体力も戻ってないか……。