『華恋、ちょっと。』




由美が声をかけてきた。





他の部屋に由美と行くと、





『華恋、これからどうするの?』




突然不安そうに聞いてくる。





『もうだいたい決めてはあるよ。でも、今回は仁に一番最初に話そうって思ってる。こないだは最後まで言わないで後悔したし…だから、今回はちゃんと言ってからって思うよ。』




由美に聞かれて、サラッと答えられる自分がいた。



あたしだけじゃない…仁の中でだってもうとっくに答えは出てるはずなんだ。