『大丈夫だけど…』
『いいから。今日も仕事だったんでしょ?せっかくの休みだし、少しはゆっくりしてって。』
あたしは言って、袖を引っ張った。
アルは引っ張られるままに、あたしの隣に座り、ついていたTVを見つめた。
『ありがと!…1回しか言わないからね。』
『え?なんて?もう1回!』
また、いたずらな顔をしている。
『もう言わない!!』
聞こえてたくせに。
あたしはそのままさっきアルがしたように、TVを見つめた。
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