あたしとアルはそれからは、仁のことにはふれず、2人で年越しの準備と年明けの準備を分担してやっていった。
手分けしてやっていくと、すぐに準備は終わり、皆が来る頃にはだいたいの準備は終わっていた。
『菊原、休んで。』
ソファーにあたしを座らせて、またキッチンへと戻っていくアルに、
『うん。あ…アル。』
あたしは引き止めて、ソファーの横の席を叩いた。
『ん?』
『アルも休んで。』
そう言い、あたしは笑った。
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