たくさんストックされていた蕎麦や、新年用の材料たちを。 『アル、ありがとう。』 『いいえ。あ、皆が来る前に少しだけ話があるんだけど。』 『何?あらたまって!』 あたしはアルの側に座った。 『あれから一週間だけど、仁と翔?とは、連絡とった?』 『ううん。』 まだ一週間しかたっていないのに、とても長い時間に感じた。 『俺は誘ってないからさ、自分で誘いなよ。』