『よかった!迷惑って言われると思ってたから。』





『逆に感謝してるよ、ホントは。…よし!蕎麦作ろ!蕎麦!』




あたしは立ち上がって、棚に入っていたそばを取り出した。





『やっぱ!み…皆呼ぼ!』




アルは気づいたように言い、電話をかけ始めた。







本当は皆を呼んで、いつものようにワイワイと過ごそうと思っていた。

けれど、どうしてもクリスマスのことが気になって誘えずで、今日に…。




たまたま開けた棚を、アルは見逃さなかったようだった。