そう言ってから、今日が何月何日なのかを思い出した。





もう今日でまた一年が終わるんだ…。







『今日は皆と集まんないの?』




あたしが考えたことがわかったように、アルは声をかけた。





『あんなことがあってから、まだ一週間くらいしか経ってないからさーなかなか誘えなくて。』




笑うと、





『誘えば?皆、何も気にしてないと思うし。それに、誘わなかったら、俺と2人で過ごすことになるよ?大晦日。』




そう言い、あたしにお茶を差し出す。