『おー泣くのか?泣くんだな!』




アルがからかった。







『泣かないし!!』




あたしはアルの背中をポンと叩いた。







その後、皆は休む為にバラバラの部屋へと入っていき、リビングが落ち着いた頃、あたしは翔の所に行った。







『ごめん…。』




あたしの申しわけなさそうな顔を見て、





『いいよ。』




翔は笑う。







仁はあれから自分の部屋に戻ったきりで、まだ一言も口をきけていない。