『どうせ向こうに戻る気ないならさー、高校ん時のは聞いたから、大学からかな?その話聞かせてよ。翔とかいう人には話があるって言ってから抜けてきたからさ。』




アルに言われ、あたしは全てをアルに話した。





『菊原華恋は…ってフルネームで話すのも話しにくいから、菊原にすんね!菊原はさー、いっつも不器用だよね。もう少し自分勝手になってもいいって、話聞いてると俺は思うけどね。結局、周り!周り!じゃん?一番に考えるのは周りの人のことじゃん。そこ、たまには自分でもいいんじゃない?』