『ちょっと仁!何言って…』
静まり返った部屋の中に、仁と有沙ちゃんの声だけが響き渡り、有沙ちゃんはそこまで言いかけてあたしたち2人の顔を見て、言葉が詰まってしまったようだった。
『あさってからは、あたしが本当に助けを求めた時だけ助けて下さい。ワガママで…ごめんなさい。凄くワガママを言っていることはわかってて、皆を悲しませたいから言ってるんじゃなくて、嫌われたいからとかでもな……』
『俺はわかるよ。華恋の言いたいこと。』
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