『拓巳くん。』




あたしが拓巳くんの部屋をﾉｯｸすると、拓巳くんは驚いたように、




『か、帰ったんじゃなかったの？入って。』




招き入れてくれた。



拓巳くんの部屋も広い…。
あたしは拓巳くんの部屋のｿﾌｧｰに座った。







『さっきはごめん…。』




拓巳くんの落ち込んだような表情に、





『謝らないで。あたしが悪いんだから。ちゃんとしてなくてごめん。拓巳くんには、あたしも素直でいたいって思ってる。』




あたしも謝り返した。