知佳にとって、高2の冬以降はどことなくあたしの傷に、触れちゃいけないようなそんな部分もあったのかもしれない。



進くんもきっとそうだ。





そして、あたし自身でも、あれからこんなに変わるとは思っていなかった。







-- 潤悟の実家。---




ここに来るのは、6月以来。
パーティーの時には会ったけれど。



知佳の車は、潤悟の家の駐車場にいれ、あたしと共に快く、家の中へと招き入れられた。







『私の娘が友だちを連れてきたわ!』