『うん。まぁ、まだまだ謎の多い人だけど、なんか不思議と落ち着くっていうか、なんというかなんだよねー。小児科の先生だからってだけだったりしてね!』




あたしが笑うと、





『これから仲良くしていけそうな人ってことだね!それにしても、うち……華恋がまた、いっぱい笑うようになって良かった…。』




知佳も、本当に嬉しそうな顔をして笑った。






知佳が覚えてるあたしの笑顔は2つ。


心からの笑っていた高1の頃の笑顔と、高2の冬からの少し無理をした笑顔。