『あぁ！ただ、はっきり言っとくと、絶対、華のせいじゃないから。あとさ…正義の味方で、怒ったり笑ったり、昔みたいな騒がしいけど明るい華になれんなら、自分がしたいようにやれよ！俺のことも皆のことも何も考えないで、突っ走ればいいと…俺は思ってるから。西野と自分のことだけでいいから、悩んだりしないでさ、真っ直ぐ前に…な！』




仁がこんなこと言うと思わなくて、あたしはこのあと、何も言うことが出来ずにいた。







だって…そんなことを言う仁の笑顔が、あたしにはとても辛そうに見えたから。