仁も本音を話してくれた。
『うん。それが不安で……。あたしのせいなんじゃないかとか、無理矢理にでも引き止めるべきだったんじゃないかとか思っちゃってさ。…って、悩んでも仕方ないんだけどね!あ~疲れた!帰ってきたばっかなのにすごーく悪いんだけど、ちょっとだけ寝よっかなー?』
あたしは笑顔で仁を見上げた。
不安は消えない…それに、あたしのせいなんじゃないかじゃなくて、確実にあたしのせいなのは、わかってる。
けど、引き止めるなんて、あの時には出来るはずなかった……。
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