『てか、あん時のこと覚えてるんだ。』




あたしは、仁が覚えてないと思ってた。
だって、そんな細かいこといちいち覚えてるのは、あたしだけかと思ってたから。







『覚えてたよ。つーか、あの隣の中学にいたやつらも、未だに覚えてるだろ!あれは!…あっ、思い出したわ!伊丹っしょ?!』





『そうそう!まさかの和羽ちゃんの療養施設についてる病院で、看護師さんやってたの!療養施設と繋がってるのに、病院の方に行かなかったから今までわかんなかったんだね~!』