『あ……えっと、広子ちゃん?!』




目の前にいたのは、看護師姿の伊丹 広子だった。



広子ちゃんは、中学の時に先輩にいじめられていて、あたしが助けに入り、そして仁と仲良くなるキッカケになった子。







『久しぶり…ですね。』





『同い年なんだから、敬語とかじゃなくていいよ!看護師さんになったんだねぇ。』




あたしはなんか嬉しかった。






『うん。華恋ちゃんは……』




あたしの様子を見て、広子ちゃんは何となく妊娠に気づいているようだった。