久しぶりに、なぜか涙が出そうになった。 『ア、アルって…変な人!でも、ありがと……』 『あぁ!今のままでいいんだよ。じゃあ、俺仕事だから、またな!』 アルはそう言って、電話を切った。 -- 夜。----- あのまま眠ってしまったあたしは、 『華?ただいま、大丈夫か?』 の声で目を覚まし、 『あ…ごめん!』 起き上がると頭が重くて、左手で頭をおさえた。